むかし むかし。
ハワイのパイン農家が、畑の横の藪を火事に してしまいました。
すると、なぜか火事になった近くのパインの開花が早まり、夏にそろって熟しました。
本来はバラバラに熟すはずなのに、なぜだろう・・・
ムギ踏み |
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ムギ踏みは、農家の経験によって受け継がれてきた秘訣であり、寒い冬越しを守る技術です。 体重をかけて踏みつ けるため、大きな物理的刺激をムギに与えます。 これに反応してムギはエチレン生成を高め、草丈の伸びを抑えて、根の伸長を促進させるのです。 また、風が強いほど、その刺激によって倒れないように強く育ちます。 |
イネとムギ |
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昔の小作人は、表作の米は年貢として地主に納め、裏作のムギで生計を立てていたといいます。 イネを上手に育てることも大切だが、裏作のムギに色々な工夫がされてきた。 成熟の遅れたムギ田では、イネの作柄も考えて、ある方法が行われていた。 それは、ムギ田に一斉に水をかけて堪水する方法である。 堪水されたムギは急激に葉の黄化が進行し、強制的に登熟が早められる。 畑状態のムギ田に堪水すると、土壌中からエチレンが一斉に発生し、ムギの 成熟を促進するのである。 |
ファーストレイン を逃すな |
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東南アジアでは、雨季に稲作が行われ、乾季には草も枯れて土壌は完全に 乾燥してしまいます。 乾季から雨季に移るころ、農民はいつ雨が降るか見守り天を仰ぎます。 最初の降雨を逃さず、すぐに耕し種子をまくためです。 最初の降雨の後は、 乾燥した土壌から多量のエチレンが発生し、芽生えの伸長を助けます。 多くの植物がエチレンによって、生長が抑えられるのに、沼沢植物の芽生えは促進されるのです。 |
盆栽づくり |
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盆栽の水遣りに、葉水という方法があります。 新しく展開した葉に、パッパッと打つように水をかけます。 物理的な刺激を新しい小枝に与えて、内成エチレンの生成を促進させ、生長を抑える技術なのである。 また、盆栽は樹形をつくるために、剪定や針金をかけます。 針金をかけて幹を曲げると、新芽の徒長が抑えられ、花芽を多くもつように なります。 また、マンゴーの誘引(枝を下に引っ張る)作業は、樹形をコンパクトにするだけでなく、花芽に導くためでもあります。 |
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はこすけパインは、最初の肥料に堆肥を使います。 パインの発根が早まり、成長がスムーズになるためです。 すると、あることに気付きました。 根腐れが、ほとんど無くなったのです。 なぜだろう? この疑問は、エチレンについて調べていて解決しました。 堆肥は、エチレンを大量に生成するのです。 エチレンは土壌中で酸化エチレンに変化し、これは強い殺菌作用が あります。 パインの根腐れは、こうして無くなったようでした。 |
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左の図は、リンゴの枝を曲げ、その枝が生成するエチレンの増加を測定したものです。 曲げられた枝は、その物理的な刺激によってエチレン生成が増加し、 2日後に最高に達し、徐々に減少し3週間後には平常に戻る。 枝の伸長は、曲げてから2~3週間抑えられる。 このような試験結果があります。 マンゴー栽培において、冬の短い休眠期間に、3週間ごとに誘引 (枝を下に引っ張り、木をコンパクトにする作業)をすれば、その後の開花スタートの勢いをつけさせることが出来るかもしれない。 開花の時が来たと、マンゴーの木に教える方法の ひとつかもしれない。 |
放任栽培のピーチパイン。
開花処理しなくても、ポツポツと大きく成長したパイン株は開花にむかいます。
しかし、その数は半分以下。
そのため、開花処理して熟すタイミングをそろえるのです。
開花にむかったパイン株は、やがて実をつけ収穫の時がやってきます。
それはいつでしょうか?
パイン自身が、自分で決めて熟す、そのときはいつでしょうか?
6・7月です。
詳しくはこちらに記載しました。
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